カワラヨモギで肝臓元気!Ⅱ
カワラヨモギは名前のとおり、川岸や海岸の乾いた砂地に生育しており、肥えた土には生えておりません。花がつく茎とつかない茎とがあり、つかない茎はコスモスのような細い葉になってます。花がつくほうも、ふつうのヨモギとはちょっと違っています。花は9月~10月に咲きます。
花が咲いた頃(9月~10月)、十分穂が熟したときに採り、きれいに洗って陰干しにし、しっかり乾かします。花がドライフラワーのように乾いたら、穂の部分を取ります。穂を取ったあとの枝や茎はエグ味が出るので、一度煎じてから使います。
一般健康茶:1.8Lの水に大さじ4杯の穂の粒をいれ、沸騰したら弱火で15分煮ます。
養生茶:1Lの水に大さじ3杯入れ、沸騰したら弱火で20分煎じます。
健康回復(重い症状の場合):5カップの水に大さじ3杯入れ、3カップになるまで煎じます。
薬効・薬理
肝臓・黄だん(特効あり)・酒毒・目やに・むくみ・浮腫・消炎・解熱・利尿・駆虫・利胆・保湿・皮膚疾患・筋肉痛など
成分
全草に精油0.23%を含む。主成分としてβピネン・カピロン・カピリン・キャピラリシンなど
このカワラヨモギは多くの人の目に触れながら気づかれていない植物だと思います。お酒が大好きで沢山飲む方や、肝臓が弱い方などはお奨めの薬草ではないでしょうか。
《企業での使用例》
㈱ツムラの「新タイプ癒し系夏のボディーソープ」
アルボース石鹸 薬用ボディーソープ「かわらよもぎ」
ローソン 食品の腐敗や変敗を抑制・防止するための保存料としてカピリンを主成分として使用
ご利用にあたっては、常用されている薬や症状を医師・漢方薬医に相談のうえで使ってくださいね。お酒の大好きな我家の大黒柱さんにはあっているみたいで、カワラヨモギ茶を飲んでいる(一般健康茶の分量)ときは、肝臓の数値が平常になってます。
Recent Comments