名月を!!
「名月をとってくれろと泣く子かな」 (一茶) 今日は中秋の名月だ。地域によっては大々的に行事があるところもあるでしょうが、私の住んでいるところでは特別なにもしてないように思います。アポロが月に着陸して月にはうさぎやかぐや姫がいないんだって頭の中ではわかってはいても、地上から見るとやっぱり月は美しいって思うし、どこか神秘的です。
中秋の名月を観賞する慣習は、9世紀末から10世紀初頭にかけて中国より伝来した行事と考えられています。日本では、平安朝以降、宮中や貴族社会で観月の宴が盛んに催されてきたようで、単なる内裏の行事ではなく、風流を尊ぶ季節の象徴として重んぜられた行事であったと思われます。
ですが、私たち庶民における月見はといえば、ススキなどの秋の七草を飾り、サトイモやお団子やおはぎの他、さつまいもや大根、酒などをお供えをして月を観ています。これは昔?は満月といえば、豊饒のシンボルであり、月光には神霊が宿っているとも信じられたようで、農耕儀礼的な要素が現在も残っているんだと思います。写真は我家でのお月見のお供えもので、後ろに小さく写っているのがお月様ですよ~(^^)
ところで、話を一番最初に戻して、月に関する歌はたくさんあります。有名なもの?だけ少し書いておきましょうね。月を見て色々感じるのは昔も今も一緒ですね。
名月や 池をめぐりて 夜もすがら (芭蕉)
雨に漕ぐ 月見舟あり ただ下る (虚子)
月見れば 千々にものこそ 悲しけれ わが身一つの 秋にはあらねど (大江千里:おおえのちさと)
めぐりあひて 見しやそれとも分かぬ間に 雲隠れにし 夜半の月かげ (紫式部)



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